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コーキング工事とはどんな工事?わかりやすく解説します!

 

 

今回はコーキング工事について解説したいと思います。

 

工事を検討されている方の参考になれば幸いです!

 

 

この記事を書いた人

HIKARUのブログ担当、コーキン・グーです。愛称:グーちゃん

防水工事やリフォームについて勉強しながら記事を書いています。

最近はおしゃれな外壁の写真を見るのにハマっています。

 

目次

コーキング工事とは?  
コーキング材とは  
コーキング工事って必要なの?コーキングをしないとどうなる?  
コーキング工事にかかる費用は?  
コーキング工事の撤去工法とは  
コーキング工事の増し打ち工法とは  
コーキング材の種類  
住宅にコーキングはどれくらい使われているの?  
コーキングが使われている場所はどこ?  
コーキング工事を防水業者へ依頼するメリット  

まとめ

 

 

 

 

 

株式会社HIKARUはコーキング工事・防水工事を得意とした外装リフォーム店です。

コーキング工事のみのご相談から、外壁・屋根塗装工事などのご相談も可能です。

お気軽にお問合せ下さい。お問い合わせはこちら

 

 

コーキング工事とは?

 

コーキング工事とは防水工事の一つです

 

現在多くの住宅や建物に使われている外壁は1枚の外壁材からできているわけではなく、複数枚の外壁材を組み立てて作られています。

 

そのため、外壁材同士の繋ぎ目には隙間ができますので、

 

その隙間から水分や空気などが入らないようにするためにコーキング材を使います。

 

外壁材同士の繋ぎ目だけでなく、板金と外壁材の繋ぎ目や、屋根材と板金の繋ぎ目などの様々な隙間にコーキングが施してあります。

 

コーキング工事は、新築工事でも、外壁塗装工事でも、必要不可欠な工事であり、

 

また、内装工事でも浴室・洗面台・キッチンにもコーキングは使われ、水回りには欠かせません。

 

 

 

 

 

 

 

コーキング材とは

 

樹脂を主成分としたペースト状の材料のことで、固まるとゴムのように弾力のある性質になります。

 

高い防水性で水を弾き、ゴムのような弾力性で、隙間に高密着し伸縮することで建物の動きに追従し衝撃やズレを吸収してくれます。

 

成分にも様々な種類があり、適材適所で使い分けます。

 

コーキング材の種類について詳しくは記事の中盤で説明しています。(コーキング材の種類

 

 

 

 

 

 

 

 

コーキング工事って必要なの?コーキングをしないとどうなる?

 

コーキングには内外装の建材の隙間から、水の侵入を防ぐための防水の役割と、地震や温度変化による建材の動きを吸収し、破損やズレなどを防ぐクッションの役割があります。

 

 

コーキング工事を行わず、劣化したままの状態を放置すると、防水機能やクッション機能が働いていない状態になり、雨漏りへとつながる可能性があります。

 

 

 

コーキングの劣化の目安は10年前後

 

コーキング材の主な劣化原因は紫外線と目地の動きです。

 

紫外線に当たり続けるとコーキング材の保護成分(添加剤、可塑剤)が染み出てしまいます。

 

弾力性を失ったコーキングは目地に追従ができなくなり、肉痩せやひび割れなどのコーキングの劣化になります。

 

 

 

 

コーキングの劣化は放っておかない!

 

外壁と室内の壁の間には透湿防水シート断熱材などがあるため、コーキング材が切れてしまったりひび割れたりしただけでは、すぐに雨漏りになる事はありません。

 

ですが長期間放っておくと、切れてしまったコーキング材では建物の動きに対応できず、外壁材がひび割れてしまったり

 

梅雨のような長期間雨が降る時期になると、雨水が少しずつ内部に入り込み続けることで透湿防水シートや木材などの壁内部の劣化にもつながります

 

強い雨が降った際には室内の壁や天井に雨染みや雨漏りが見られることが想定されます。

 

 

早めの対処をしましょう

 

定期的に外壁塗装やコーキング工事を行う時の費用よりも、雨漏りをしてしまった場合は外壁材の張り替えをしなければならず、高額な費用になってしまいます。

 

お金のことを考えても、新築時や最後の塗り替え時から数えて10年~15年を目安にコーキング工事を行うことが大切です。

 

 

 

 

透湿防水シートとは 

水は通さないが、湿気は通す性質を持つシートのことです。

通気層を外壁材と透湿防水シートの間に設け(通気工法)、雨水が室内に入るのを防ぐと共に、室内からの湿気を通気層から外へ逃がし、壁内部の結露を防ぎます。

 

 

 

 

断熱材とは

室内と室外の熱の移動を遮断し、室外の温度が室内に伝わりにくくするために壁や床、天井や屋根などに貼り付けられています。

スポンジのような見た目でガラス繊維や発泡プラスチックなどでできています。

 

 

コーキングと外壁の関係について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください☟

 

 

 

 

コーキング工事にかかる費用は?

 

撤去工法か増し打ち工法、材料の種類やm数で変動します。

 

工法 内容 費用の目安
撤去工法 古いコーキングを撤去し、新しいコーキング材を打つ工法 900~1,200円/m (m数、材料の種類により変動します)
増し打ち工法 古いコーキングの上に、新しいコーキング材を打つ工法 500~900円/m (m数、材料の種類により変動します)

 

 

コーキング工事の撤去工法とは

 

古くなったコーキングをカッターなどを使って剥がし取り、目地を綺麗にして、新しいコーキング材を打つことです。

 

ほとんどの工事には撤去を行います。

 

撤去をする分、増し打ち工法よりも少し費用が掛かりますが、耐久性は新品の状態と同じになります。

 

 

 

 

コーキング工事の増し打ち工法とは

 

古いコーキングの上から、新しいコーキング材を打つことです。

 

サッシ廻り入隅など、撤去を行うと建材などを傷つけてしまう所や、ALC外壁の1度目の塗り替え時などに増し打ち工法が使われることが多いです。

 

ALCパネルの目地は他の外壁材に比べて厚みがあるため、目地が深いからもという理由もあります。

 

傷んでいる場合や2回目は撤去を行います。

 

 

 

DIYで外壁などのコーキング補修をやるとしたら、気になる箇所の応急処置として、増し打ち工法を行った方が失敗しにくいというメリットもあります。

 

しかし、古いコーキングとの密着性はあまり良くないので、従来の耐久性は期待できず、すぐに剥がれてしまったり劣化が見られることがデメリットです。

 

撤去がない分、施工費が安くなりますが、工事費用がお得になるのという理由だけで増し打ち工法にすることはありません。

 

きちんと調査をし、適した工法でお見積りを出します。

 

 

 

こちらをクリックするとお問い合わせフォームから、株式会社HIKARUに相談可能です。

「コーキング工事の費用について知りたい」など、お気軽にお問合せ下さい。

 

 

 

 

コーキング材の種類

 

コーキング材には様々な種類があります。

 

適材適所で使い分けて使用します。

 

 

種類 特徴 耐用年数の目安
変成シリコーン系 上から塗装ができる。内外装の目地やサッシ廻り、ひび割れの補修など板金など幅広く使用される。外壁によく使われる。 10年
シリコーン系 上から塗装はできない。キッチン・浴槽廻り・屋根瓦の修理・ガラス廻りなど幅広く使用される。汚れが付着しやすく、油分が周辺を汚染するの注意して使用する。 10年
ポリサルファイド系

PC版の目地、サイディングなどの目地に使用される。耐油性・耐候性に優れている。価格が高め。

10年

アクリル系 ALCパネル目地・塗装・クロス下地などに使用される。水性タイプなので取り扱いやすいが、耐候性が比較的悪い。硬化すると縮む。硬化後は非弾性。 5年

ポリウレタン系

(ウレタン)

塗装下地処理やALCパネル目地に使用される。耐候性が良くないため上から塗装して使用する。塗装性は良い。硬化が遅いのがデメリット。 5年~10年

 

 

その他のコーキング材

ブチルゴム系 粘着力が強く防水シートの合わせ目やトタン・ブリキの継ぎ目部、板金ハゼ折部、ALCパネル目地などに使用される。メーカーによって使用箇所が異なる。硬化後も触るとべたつきが残る。
油性コーキング 日本に初めて輸入されたのが油性コーキング材。表面のみ硬化し内部は硬化しない性質を持つ。プライマーを使用しなくても多くの被着体に付着する。現在では板金のハゼ折部などに使われている。

 

 

 

高耐久といわれるコーキング材

 

高耐久といわれるコーキング材の耐用年数は15年~30年程度で、一般的なコーキング材よりも10年以上長く持つとうたわれています。

 

塗料の高耐久化が進む中、コーキングの耐久性も30年後の塗り替え時期まで、劣化しにくいことが期待されます。

 

費用は高耐久の分一般的なコーキング材よりも高くなりますが、長い目で見た場合、メンテナンスコストを抑えることができます。

 

 

高耐久の物でなくても、外壁塗装の耐用年数とコーキング材の耐用年数が近いことが理想的です。

 

 

 

よく使われる高耐久のコーキング材メーカーと商品名

 

柔軟性と密着性に優れ、紫外線や水分、気温の変化に耐久出来るように開発されています。

 

*オート化学工業株式会社 オートンサイディングシーラント/オートンイクシード/オートン超耐シーラーTF2000

*ボンド商事株式会社 MSシール超耐久

*サンライズ株式会社 高耐候シーリング材SRシールH100

 

その他にニチハのプラチナシールやケイミューのスーパーKMEWシールなど、サイディングメーカーが販売する高耐久のコーキング材があります。

サイディングボードの高耐久化に合わせてコーキング時も高耐久の物をおすすめしています。

 

 

 

住宅にコーキングはどれくらい使われているの?

 

 

一般的な住宅に使われているコーキングのⅿ数

 

 

見積に記載される一般住宅のおおよその施工箇所は次のような箇所が挙げられます。

(建物によりm数は異なります。下記にあげるm数はおおよその目安です。)

 

トータルで打替えを行うとコーキングの長さは200~300m前後になる住宅が多いです。

 

外壁目地など(サイディングボードなどの繋ぎ目)約70m~100mくらい

 

窓廻り・サッシ廻り 約80m~くらい

 

幕板上 約30m~くらい

 

軒天取合いと入隅 増し打ちで約60m~くらい

 

幕板繋ぎ目・破風板繋ぎ目  m数が少ないため、「ジョイントコーキング1式」などで表記される場合が多い。

 

 

 

ALCパネル外壁の住宅の場合おおよそのⅿ数

 

305㎜~610㎜の間隔でコーキングが施されています。

 

目地がタテ・ヨコと多くあるため施工m数も長くなります。

 

したがってトータルで300ⅿ~900mと建物の大きさによってⅿ数にも幅が生じます。

 

 

 

 

 

コーキングが使われている場所はどこ?

 

 

外壁目地:縦目地や横目地

サイディングボード同士の繋ぎ目地

ALCパネルの縦・横目地

 

サッシ廻り(窓廻り) 

サッシ廻り

サッシと水切りの間

サッシ廻り

 

 

 

外壁と各所取合い

・軒天と外壁材との取り合い

・下屋根と外壁材との取り合い

・玄関ポーチやベランダなどの天井と外壁材との取り合い

ベランダ

入隅取合い

幕板上

破風板や幕板の繋ぎ目

 

軒天

軒天と外壁の取合い

換気口カバー周り

 

 

コーキング工事の作業の流れについて知りたい方はHIKARUのサービス内容ページもご覧ください。

 

 

 

 

コーキング工事を防水業者へ依頼するメリット

 

 

わたしたちのようにコーキングを得意とした専門店は多くあります。

 

外壁塗装を行わず、コーキング単体で工事を行う場合には防水業者へ依頼した方が費用が安くなります。

 

コーキング専門店に直接依頼して頂ければ、施工スピードも速く綺麗に仕上げることができます。

 

また、コーキングの劣化症状の原因を理解していますので、

 

塗装会社やリフォーム店には相談しにくい、コーキングだけのご相談にも対応できます。

 

塗装もやっぱりしたいと思った場合には、塗装と合わせたお見積りを出すことができますので、お気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

今回はコーキング工事について解説しました。

 

コーキングには防水の役割と、クッションの役割があり、劣化したコーキングを放っておくと雨漏りが起こる原因になりますので、放っておかず、早めにコーキング工事を行いましょう。

 

コーキング工事の費用については、建物の大きさ、材料のグレード、撤去工法か、増し打ち工法かなどの条件で変わってきます。

 

気になる事がございましたら、コーキング工事店に相談をしてみてください。

 

株式会社HIKARUは群馬県伊勢崎市にある防水工事・コーキング工事を得意とした会社です。

コーキング工事のみのご相談もお待ちしております。

塗装工事が必要な場合もご相談いただけます。

 

お問い合わせはこちら