この記事を書いた人 株式会社HIKARUのブログ担当 コーキン・グーちゃん。
防水工事についてまだまだ勉強中ですが、わかりやすく書けるよう頑張ります。
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防水工事の種類と基礎知識
防水工事とはどんな工事かわかりますか?
お客様からすると雨漏りを直す工事や、お風呂や洗面所、キッチンやトイレなど水回りに使われているというイメージを持っている方が多いかもしれません。
それらも防水工事のうちの一つですが、私たち専門業者にとっては一言で簡単に説明するのが難しい工事です。
例えば雨漏りを直す工事ですと、雨漏りしている箇所が、屋根からなのか外壁あるいはベランダからなのかによって、適材適所の施工方法や材料の種類があります。
・シート状の防水材を張る
・液体状の防水材を塗る
・ペースト状の材料を隙間に入れる など。
したがって、防水工事とはお客様がイメージするよりも少し複雑な工事かもしれません。
屋上、ベランダ、屋根、外壁、アパートの廊下や階段などの共用部分、室内の各所、プールや貯水槽など、他にも様々な場所に防水が使われています。
防水工事は建物にとって重要な工事ですので、防水の役割、工法や材料の種類、それぞれのメリット・デメリットを数回に分けて紹介していきたいと思います。
パート1の今回は、防水工事の基礎知識として簡単に防水工事の種類と施工方法を解説していきたいと思います。
防水工事とは
防水工事とは雨水などが建物内部に侵入することを事前に防ぐために「防水材料」を使って「防水層」を施工することをいいます。
「防水層」とは雨水や雪、熱や紫外線などに建物本体を晒さないようにするため、または溜めた水を他の場所へ漏らさないといった目的で、液体やシートなどの材料を使って作られる層のことをいいます。
防水工事を行う目安
一般的に防水工事の目安は10年に一度といわれております。
防水層を保護するトップコートの塗り替えは5年に一度と推奨されています。
膨れや剥がれなどの劣化が見られたら、新しい防水層に改修しなければなりません。放っておくと建材の錆や腐食、雨漏りの原因になります。
10年に一度を目安にメンテナンスを行うと、大掛かりな工事にならずに済むことができます。
防水工事の種類
まず、大まかな防水工事の種類について説明します。
①塗膜防水
②シート防水
➂アスファルト防水
④コーキング
の4種類があります。
塗膜防水に当てはまる物
ウレタン系塗膜防水
FRP系塗膜防水
シート防水に当てはまるもの
塩ビ系シート防水
ゴム系シート防水
アスファルト防水に当てはまるもの
改質アスファルトルーフィング
(常温工法、トーチ工法)
熱工法
コーキング
外壁や屋根のコーキング
内装や水回りのコーキング
防水工事の施工方法には以下のような方法があります。
①塗る=塗膜防水
②張る=シート防水
➂塗る、張るを組み合わせた工法=アスファルト防水
④目地に充填する=コーキング
①~➃の方法は使用する防水材料や施工箇所、用途によって使い分けられています。
塗る防水工事は塗膜防水(ウレタン防水、FRP防水など)、張る防水はシート防水(塩ビシート防水、ゴムシート防水など)、塗る・張るを組み合わせた工法はアスファルト防水、目地に充填する防水はコーキングと言ったように防水材料によって施工の仕方が違います。
次に施工方法に適した場所について説明します。
塗る=塗膜防水に適した場所
ベランダ・バルコニー
凹凸がある場所
狭い・複雑な形のところ
張る=シート防水に適した場所
屋上(陸屋根)
広範囲でも工期短縮
下地に左右されずにカバー工法ができる
塗る+張る=アスファルト防水に適した場所
人の出入りがある屋上
屋上駐車場
高層ビルやマンションの屋上
目地に充填する=コーキングに適した場所
外壁・屋根・窓廻りなどの隙間
お風呂・キッチン・トイレなどの水回りや内装
エアコンの配管、換気扇、窓廻りなどの開口部
ここまでが基本的な防水工事についての説明となります。
外壁同士の隙間、洗面台や浴室に使われている、防水工事のひとつ「コーキング」について知りたい方はこちらの記事をご覧ください
おおまかに防水工事の種類や施工方法の違いについて説明しましたが、ウレタン防水、FRP防水、塩ビシート防水、ゴムシート防水、アスファルト防水など、それぞれが違った特徴を持つ防水材料となっております。
詳しくは次回ウレタン防水の特長から解説していきたいと思います。
おわりに
今回は防水工事の基礎知識について解説しました。
同じ防水工事でも使われている原料や施工法、特長に違いがあることがわかりました。
様々な場所に防水工事は欠かせません。
株式会社HIKARUでは防水工事のご相談もお受けしております。
築10年経過した、ベランダの床の剥がれが気になるなど気になる症状がございましたらお問い合わせください。
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