トイレの便器廻りの防水工事では、水漏れが原因となるケースが多いでしょう。防水工事をするには費用相場を知り、工期についても確認する必要があります。また便器の汚れに多い尿石などの掃除方法を知っておけば、業者に依頼せずセルフでも可能です。
ぜひ、トイレの便器廻りを快適にする工事内容や汚れ対策を確認してみてください。
トイレ便器廻りの防水工事のポイント
トイレの防水工事が必要になるタイミングといえば、水漏れが代表的でしょう。トイレには、排水溝や排水管など水漏れの起きやすい場所が多くあります。しかし、水漏れとひとくちにいっても水漏れ箇所によって工事内容は異なります。
たとえば、排水溝などの水漏れには部品交換などがあり、便器の水漏れではバルブやナットの締め直しなどが必要です。深刻な水漏れでは大規模な工事が必要になるケースもあるため、放置せずに早めに工事をしてもらいましょう。
工期はどれくらい？
トイレの便器廻りの工期は、場所によって差はありますが、ほとんどは1日で完了します。建物によってはトイレが1つしかないケースもあります。緊急性があることで、早くに工事を終わらせてくれる業者が多いからです。もし工期の目安を知りたい場合は、事前に問い合わせをしてから工事を依頼しましょう。
トイレの便器廻りに汚れ（尿石）がついたら？
トイレの便器廻りの汚れといえば、黄ばみや尿石を気にされる方も多いでしょう。とくに、尿石は石のように固くなるため、頑固な汚れとなりやすいのです。また、尿石に雑菌がついてしまうと、さらに頑固な汚れとなり落としにくくなります。
酸性の洗剤は軽い汚れ向き
トイレの尿石の成分はアルカリ性なので、軽い汚れなら酸性の洗剤で落ちます。そのため、尿石がついた直後なら、酸性の洗剤を塗りスポンジでこするだけでいいでしょう。ただし、便器の内側にも尿石はつくため、見えづらい内側も確認するのがポイントです。もし排水溝の掃除も同時に行うなら、使い古した歯ブラシを使うのが便利です。
重曹とクエン酸で頑固な汚れも落とす
もし尿石が頑固な汚れに変化した場合は、尿石専用の洗剤を使うか、クエン酸と重曹を使って落とす方法があります。ただし、尿石専用の洗剤は肌荒れを起こしやすい傾向にあります。できればクエン酸と水で溶液を作り、粉の重曹をふりかけてからの掃除方法がおすすめです。
トイレット―ペーパーは広範囲な汚れ向き
もし便器の裏面、便器の内側など汚れが広範囲に渡る場合は、トイレットペーパーとの併用がおすすめです。やり方は、気になる汚れを拭き取った後、トイレットペーパーで覆い、その上から洗剤をかけて放置します。その後スポンジなどでこすれば、簡単に汚れが落ちます。数分置くだけでも洗剤が浸透しやすくなるため、ぜひトイレットペーパーも活用してみましょう。
落ちない汚れには耐水性のサンドペーパーで
上記の方法でもどうしても落ちない汚れには、耐水性のサンドペーパーを使う方法もあります。しかし、サンドペーパーは陶器の便座に傷をつける可能性があるため、頑固な汚れだけに使うようにしてください。表面だけにサンドペーパーを使い、後はトイレットペーパーと洗剤を併用して、最終的な汚れを落とすのがポイントです。
便器の黒ずみには重曹
トイレの尿石には酸性の洗剤が効きます。黒ずみには重曹を使うのがおすすめです。黒ずみはカビなどの酸性の汚れなので、アルカリ性の重曹が効果を発揮するからです。そのため、黒ずみの掃除では、黄ばみや尿石のときとは違い、酸性の洗剤が効きません。掃除するときには汚れの種類も確認し、効果的に洗剤を使いましょう。
トイレリフォームで注意すること
トイレは日常的に使う場所でもあり、リフォームでの失敗は避けたいでしょう。せっかくリフォームしても、「前よりも使いづらくなった」などの失敗を防ぐためにも、以下の注意点を確認してみてください。
木材の床は黒ずみの原因に
トイレの空間をナチュラルにしたいと思う方も多いのですが、床材にフローリングなどの木材を選ぶのはNGです。フローリングなどの木材の床は非常に水に弱く、すぐに黒ずみができてしまうからです。またトイレではアンモニアなども付着しやすく、変色や腐食も起きやすくなります。おしゃれだからと安易に木材を使うのは避けましょう。
便器を変えたら手狭に
昨今のトイレは多機能で、便利に使えるタイプも多くなっています。しかし、リフォームの際に部屋の大きさを考えておかないと、部屋が手狭になります。便器が使いづらくなるのはもちろん、掃除も大変になるため、便器のサイズと部屋の広さは確認しておきましょう。
セルフで無理なら業者を利用
毎日メンテナンスをしていても、防水対策には限りがあります。もしセルフではどうしても解決しないときには業者に依頼しましょう。業者にお願いすれば、短時間で確実に対処してくれます。セルフで無理と感じたら、業者に依頼した方が安心で確実です。
まとめ
トイレの便器廻りでの防水工事のポイント、尿石などの汚れがついた場合の掃除方法、リフォームでの注意点などご紹介してみました。トイレの防水工事では水漏れが原因のことも多く、セルフでは完全に対処できません。また汚れなども業者に依頼した方が確実に落とせるでしょう。どちらにしてもセルフで無理と感じた場合は、業者に依頼して不安を取り除いてください。
もし、トイレの便器廻りの水漏れなどで困ったときには、ぜひ一度「株式会社HIKARU」にご来店ください。防水工事の実績もある当店で、トイレの便器廻りでの悩み解決のお手伝いをします。ご用命の際はお気軽にお問い合わせください。
