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コーキングの劣化はお風呂場の壁や床などに影響をきたす!症状や対処法について

コーキングの劣化はお風呂場の壁や床などに影響をきたす!

住まいは年月の経過とともに、それぞれの箇所がそれぞれに劣化していきます。お風呂場の壁、床、ドア周りなども同様です。お風呂場周辺の劣化はコーキングのひび割れなどが原因です。コーキングの劣化を放っておくとお風呂が故障し使えなくなったり、すき間から水が入り水漏れやシロアリの被害を受けやすくなったりします。
ここでは劣化の目安と対処方法を解説していきます。

お風呂場周辺の劣化に関わるコーキングとは

コーキングというのは、気密性や防水性を高め、充填剤を用いて隙間を埋めることです。その充填剤のことをコーキング剤やシーリング剤といいます。

コーキングは建物のさまざまな箇所で活用されている資材で、乾燥すると白いゴムのような形状になります。またそれぞれの用途によってその役目を担った種類があるのです。どれも隙間を埋めるものであっても、用途に適したものを選ばなければ意味がありません。

お風呂場の周りで使われているコーキング剤は、以下のような形で使われています。

  • シンクと壁の間の隙間を埋める
  • お風呂場の壁とドア周りの隙間を埋める
  • タイル同士をくっつける
  • 洗面台と壁の隙間を埋める
  • 給湯器のリモコンと壁の隙間を埋める

お風呂場周りに使用されるコーキング剤は耐水性が大切なので、撥水剤として使われるシリコン系のものがよく使われます。

シリコン系のコーキング剤は耐水性があり、温水でも密着性が下がりません。耐久性にも期待が持てます。固まった後は弾力感が出ます。ただ防カビ性に欠けているのでカビの根が付きやすいのが欠点です。

コーキングの劣化の症状

給湯器が壊れるなどという設備の劣化を除き、お風呂場や洗面台周りの劣化はコーキングの劣化によって生じます。そのままにしておくと突然使えなくなってしまい、腐敗の原因になります。

たとえばお風呂場の寿命は一般的に10~15年といわれています。使用する回数や日頃のお手入れによっても違ってきますが、給湯器などの設備やコーキングの劣化は10年くらいが交換の目安です。

きちんとお手入れしていてもコーキングの劣化が原因で、水が壁と浴槽などの間に入ってしまい内部が腐敗してしまう場合もあります。コーキングの劣化はいわば経年劣化で避けられないものです。

ただお風呂場や洗面台などは、基本的に毎日使用する場所です。そのため急に使用できなくなってしまわぬように、それぞれの箇所をチェックしてタイミングよく修繕するようすると住まいの寿命を延ばし、快適に生活できます。以下に劣化の目安を解説したので、参考にしてみてください。

お風呂場のコーキングの劣化

お風呂場の壁やドア周りに見られる取れないカビや、ドアの縁や鏡などの周りに付いたサビの範囲の広がりは、コーキングの劣化の目安の1つです。

カビやサビというのは、掃除で除去することもできます。しかしなかなか取れないときはその部分の内部まで侵食している可能性があるのです。そのようなカビやサビはどんどん腐食していくので、そのままにしておくとその部分がボロボロになってしまいます。

コーキング剤がカビなどに侵されていると必然的に劣化していきます。コーキング剤が劣化することで水漏れやシロアリの被害を受けやすくなるので、コーキングされている個所や床、ドア周りのカビやサビのチェックが必要です。

お風呂場の床や壁の劣化

気が付くとお風呂場の壁や床にヒビ割れの症状を目にする場合があります。はじめは気にならなかったヒビや小さな傷も年月の経過とともに劣化がすすみ、ヒビや傷の面積が広がってしまうのです。

ヒビ割れの隙間から水が入ってしまうと内部の腐敗や水漏れの原因になります。お風呂場の壁や床のヒビ割れ、洗面台の表面がタイル材であるなら、タイルが割れたりはがれたりする症状はコーキングの劣化が始まっていることを示しています。

給湯器のリモコン周りのコーキングの劣化

給湯器のリモコン周りのコーキングは防水の役目をします。コーキング剤がやせて細くなったり壁との間に隙間ができたりするのは劣化の症状です。

コーキングが劣化することで壁との間にできた小さな隙間に水が入り、カビが生えてしまいます。給湯器のリモコン周りに黒いカビが生えてきたら要注意しましょう。

それぞれのコーキングの劣化の対処法

コーキングに劣化の症状が出てきたら、コーキングしなおして対処します。お風呂場のコーキングは一般的に10年くらいすると劣化が目立つといわれています。日頃きちんとお手入れしていても、カビやヒビ割れの症状が出てきてしまうのは仕方ないことです。

お風呂周りなどのコーキングが劣化すると、水が内部に入り腐敗してしまうというダメージを受けます。症状をチェックしながら、大きな事態になる前にコーキングを交換しましょう。

自分で対処する時の注意点

コーキングの劣化をご自身で対処される場合は、古いコーキング剤をはがすときに専用のカッターナイフやヘラなど適切な道具を使ってはがすようにしてください。無理にはがそうとすると、周囲を傷つけることにもなりかねません。

またコーキング剤の種類を間違えないように、商品の説明書きに目を通しお風呂場や洗面台などに適切な種類を購入して使いましょう。

業者を依頼する場合の注意点

自分で交換することもできますが、自信がなければ専門業者に依頼することをおすすめします。見積もり出してもらうときに説明がきちんとなされたかなどを指標に、信用できる業者に依頼しましょう。

ネットで経歴を調べるのもよいですし、口コミを参考にするのもよいことです。施工にあたり業者を調べておくことは、工事が終わってから水が漏れるなどというトラブルの回避になります。

まとめ

お風呂場の壁とシンクの隙間を埋めるなど、つなぎ目の役目をするコーキングは、劣化すると水漏れしてカビが生え、内部に水が入り腐敗の原因になります。症状をチェックして問題が大きくなる前に交換してください。

「株式会社HIKARU」は群馬県伊勢崎市を中心に施工を行うコーキング専門店です。コーキング剤の劣化やひび割れの修繕、防水工事などを行っています。

ご自宅のお風呂場周辺などのコーキングに不安を感じたら、お気軽にご相談ください。伊勢崎市を中心に、前橋市や太田市など近県近隣に対応しています。